AI指数の競艇予想の信頼度は！？無料公開の予想を徹底検証！

競艇に限らず、競馬、競輪、オートレースの予想において、現在主流になりつつあるAIによる予想。

それぞれの競技のAI予想と検索すると非常に多くの予想サイトが出てくるような状況にまで、急激に増えてきました。
これまでの人間が目で見て予想するものから、人工的知能が予想する時代になってきていますね。

AI指数というサイトもその一つですが、公営ギャンブルのAI予想サイトとしては非常に有名なサイトですね。

こちらの記事では、AI指数の競艇予想について詳しくご紹介していきたいと思います。
予想の検証結果と評価もしておりますのでお見逃しなく！

AI指数は多くの支持を受けている予想サイト

AI指数は競艇だけではなく、競馬、競輪のAI予想も公開されています。

Webサイトのデザインは非常にシンプルで見やすい作りとなっており、公開している無料予想まですぐにたどり着く、ユーザーにとても親切な作りですね。

AI指数のサイトにも掲載されていますが、月間5万ユーザーを突破されているようで、予想サイトとしては非常に多くのユーザーに支持されているのが分かります。

では、支持されている理由はいったいどこにあるのでしょうか。

AI指数のWebサイトから見て取れるその理由をご説明していきます。

メディアでの紹介

AI指数のWebサイト内にこういった記述がありました。

雑誌「競馬王」や単行本「AI競馬 人工知能は馬券を制することができるか?」でも大きく取り上げていただき、毎レース数百〜数千人がAI指数をチェックしています。

https://www.ai-shisu.com/

こちらのサイト、AI指数は競馬の専門誌や単行本にも取り上げられて紹介されているようで、それを読んだ読者が利用しているようですね。
メディアやさまざまな媒体で取り上げられると、当たり前ですが露出が増えます。
競馬のAI予想界のなかでは、ある程度のユーザーに認知されている現在があるのでしょう。

では、AI指数を用いた予想サイトは多くありますが、なぜAI指数の予想サイトが取り上げられたのでしょうか。

理由はこの後ご紹介する内容だと思います。

AI指数の実績

AI指数のトップページの下部に書かれているある内容に目がいきます。

引用してご紹介しますね。

AI指数は私、シュウが2017年に初めて開発・公開しました。

当時は競馬歴数ヶ月でしたが、その後この指数を使ってウマニティ地方競馬予想家ランキングで１４回チャンピオンになりました！（４連覇２回、３連覇２回）

他競技にも興味を持ち、2019年に競輪・ボートレースAI指数を開発しました！

今ではnetkeiba・netkeirin公認プロ予想家としてこの指数を使って予想しています！

2022年netkeirin売れ筋１位やnetkeiba,netkeirin史上最高払戻（1100万）も達成しました！

https://www.ai-shisu.com/

そして、この史上最高払戻（1,100万）という払戻しの画像もアップされています。
競馬のものではあれど、素晴らしい実績ですね。

AI予想を公開している予想サイトはいくらでもありますが、これだけの実績を出している予想サイトは初めて見ました。
そもそも、実績を公開しているサイト自体非常に少ないので、そのサイトの予想が期待できるのかできないのかの判断が付きませんよね。

ですので、この実績を見ると、こちらのサイトのAI予想は勝てるのでは？という期待が持てますし、この実績があるだけで利用する理由になるでしょう。

利用するユーザーが多いのも納得できます。

使いやすさ

冒頭でも触れましたが、こちらの予想サイトは非常に使いやすい。

Webサイト内の構成やデザインが直観的でうるさくなく、何よりもWebサイトが非常に軽いですので、サクサクと予想にたどり着くことができます。

そして、私たちユーザーにとって一番ありがたいのは、広告が最低限であり閲覧しているページの内容を邪魔してないというところですね。

無料の予想サイトは、広告によって収入を得て運営されているところがほとんどで、会社ではなく個人であれば100%と言っても過言ではないと思います。
AI指数はこれだけ多くのユーザーを抱えていながら、最低限の広告で運営されているサイト側の配慮が見てとれますね。

ありがとうございます。AI指数さん。

AI指数の競艇予想について

AI指数の支持されている理由や、予想の実績は確認できましたね。

しかし、これまでの実績については競馬のAI予想によるもの。
気になる、競艇の予想についてはどうなんでしょうか。

Webサイト内から推測できるものを考察してみましょう。

まず、競技によって予想の特徴が違うという記述がありますね。

1. 地方競馬
穴馬を当てるのが得意です！

2. 中央競馬
大穴狙いの指数です！

3. 競輪
本命よりです！軸選びに！

4. ボートレース
かなり本命よりです！

https://www.ai-shisu.com/

競馬に関しては穴党の予想、競輪と競艇に関しては本命党のAI予想だと書かれているので、予想の仕方が競馬と競艇では変わるようです。

なるほど……本命党のAI予想……嫌な予感がしてきました。

さらに、AI指数はどうやって計算しているのか？のQ&Aにこう書かれています。

過去数年分のデータを使って、騎手や距離などさまざまな要素同士の相性をAIが計算しています。

「〇〇騎手は〇〇なレースが得意」といった経験則をたくさん組み合わせている感じです。競輪はラインの影響を重視しています。
ただし、馬場状態や馬体重などレース当日にわかる要素は使っていません。
※中央競馬と地方競馬では使っている要素が異なります

https://www.ai-shisu.com/

あれ？競艇の記述がありませんね……
競艇はどういったAIによる指数が出ているのか分かりません。

ここからは推測ですが、展示航走が始まっていない状態でもう予想が公開されている状況と、上記引用部分「レース当時にわかる要素は使っていません」という部分から、スタート展示や周回展示の要素が入っていないが分かります。

さらに、最初の引用部分「かなり本命より」ということでしたから、選手能力と枠番を非常に重視しているポイントではないかと推測できます。

競艇のAI予想と言えば、選手能力、枠番は定番の重視ポイントですから、AI指数も同じような予想になるのでしょうか。

心配になってきました……

競艇のAI予想の特徴

当サイトでもさまざまなAIによる無料予想サイトを検証と評価をしてきました。
検証を重ねていくたびにAI予想の、ある負の特徴が分かってきましたのでここで紹介しておきます。

競艇のAI予想はとにかく回収率が低い。

この特徴は、AI予想の特徴として顕著に出ており、どうしても選手と枠番に重きを置くことから平均配当がどうしても安くなってしまうのです。

例えば下記のようなレースがあったとしましょう。

1号艇：A1
2号艇：B1
3号艇：A2
4号艇：B1
5号艇：B1
6号艇：B1

このような場合、AI予想はほぼ「1-2」「1-3」になってしまうのです。

私たちの予想としても、このレースの予想は1号艇から組み立てることになると思います。

しかし、スタート展示で4号艇にとても行き足、伸びが良く見える選手がいたらその限りではありませんよね。4号艇がまくるか、まくれなくても3号艇がつぶされてしまう展開まで考えるでしょう。

しかし、多くのAI予想は展示情報を取り入れないため、上記のような無難な予想にまとまってしまいます。

これが、当たっても配当が安くなってしまう原因と、本命寄りの予想であっても的中率がそこまで高くない要因だと考えています。

競艇で直前情報を取り入れたAI予想は見たことがなく、直前予想を取り入れれば的中率、回収率も向上すると思うのですが……これまでの選手やレース結果のデータを活用しているAI予想ですから難しいのでしょうね。

AI指数の競艇予想もこのような結果となってしまうのでしょうか。

AI指数競艇の予想検証

AI指数の検証を行って的中率の回収率を楽しみにしていましたが、残念ながら予想の買い目がありません。

予想はこのようなかたち。

あくまでも6艇の中から、1着になる確率が高い艇を予想していますね。
さて困りました。
AI予想の回収率の低さをくつがえしてほしいと思っていたのですが……

勝率が一番高い艇を頭固定にして、2、3番目を2着にあてはめて、3着を全通りで流そうか……とも思いましたが、AI指数のサイトの意図と違うと迷惑をかけてしまいそうな気がしましたので、こちらで買い目を作って検証するのはやめておきたいと思います。

AI指数は、勝率の高い艇を予想しているわけですから、予想勝率1位の艇の1着率を検証します。
ちなみに、軸にする方もいるかと思い、2着内率、3着内率も一緒に検証しました。

また、1号艇の各確率よりも1号艇以外の各確率のほうが気になりましたので、そちらも検証しています。

【検証条件】

• 対象期間中の全場全レース
• 返還レースは除く
• 1着勝率が一番高い艇の1着、2着内率、3着内率
• 期間は2024年6月21日～23日の3日間

6月21日

総レース数：168レース
返還レース数：4レース
対象レース数：164レース

1号艇が予想勝率1位の場合

1号艇の予想勝率1位レース数：139レース

1着率	2着内率	3着内率
63.3% （88回）	73.4% （102回）	83.5% （116回）

1号艇以外が予想勝率1位の場合

1号艇以外の予想勝率1位レース数：25レース

1着率	2着内率	3着内率
60.0% （15回）	76.0% （19回）	84.0% （21回）

6月22日

総レース数：168レース
返還レース数：2レース
対象レース数：166レース

1号艇が予想勝率1位の場合

1号艇の予想勝率1位レース数：139レース

1着率	2着内率	3着内率
54.7% （76回）	76.3% （106回）	82.0% （114回）

1号艇以外が予想勝率1位の場合

1号艇以外の予想勝率1位レース数：29レース

1着率	2着内率	3着内率
34.5% （10回）	69.0% （20回）	72.4% （21回）

6月23日

総レース数：180レース
返還レース数：7レース
対象レース数：173レース

1号艇が予想勝率1位の場合

1号艇の予想勝率1位レース数：159レース

1着率	2着内率	3着内率
54.7% （87回）	69.8% （111回）	78.0% （124回）

1号艇以外が予想勝率1位の場合

1号艇以外の予想勝率1位レース数：21レース

1着率	2着内率	3着内率
42.9% （9回）	66.7% （14回）	85.7% （18回）

トータル

総レース数：516レース
返還レース数：13レース
対象レース数：503レース

1号艇が予想勝率1位の場合

1号艇の予想勝率1位レース数：437レース

1着率	2着内率	3着内率
57.4% （251回）	73.0% （319回）	81.0% （354回）

1号艇以外が予想勝率1位の場合

1号艇以外の予想勝率1位レース数：75レース

1着率	2着内率	3着内率
45.3% （34回）	70.7% （53回）	80.0% （60回）

AI指数競艇の予想評価

検証結果はいかがでしたか。

全体で見るとやはり1着率は低めでしたね。3着内率は82.3%で悪くなさそうですが、1号艇を3着以内の軸にするのは回収面から見るとリスクのほうが高いです。

ということで、1号艇からの予想は参考にあまりならない評価にしたいと思います。

しかし、1号艇以外の艇からの数字を見てください。
こちらのほうが重要かもしれません。

1着率はさすがに差がありますが、2着内率、3着内率は1号艇とそれ以外の艇ではさほど変わらない結果が出ました。

つまり、2～6号艇でAI指数競艇の予想勝率1位になっていた場合、軸にもってこいということです。

回収率が検証できないので、はっきりと評価することは避けますが、この発見があった点は評価して良い部分ではないでしょうか。

AI指数競艇の予想の活かし方

先ほどお伝えしたとおり、2~6号艇が予想勝率1位になっていた場合のみ注目してください。
1号艇だった場合は見送りましょう。

選手能力を重視するAI予想ですから、2～6号艇で勝率1位に予想されている場合はこちらのほうが格上だと思われます。しかし、1号艇の頭から売れているケースを結構見ませんか？

2着内率で70%あるわけですから、頭と2着で折り返して買うという応用ができそうです。

逆にこちらの艇が頭で売れているケースは見送るなど、オッズ次第では買う買わないの判断ができそうではないですかね。

この買い方なら配当も期待できますし、検証結果から見た数字の根拠も持ち合わせているため、AI指数競艇を活かすならこの買い方をおすすめさせていただきます。

AI指数を予想の参考に

AI指数の競艇予想、なかなか面白い検証結果が得られましたね。

買い目がないときはどう評価しようかと思いましたが、結果として使える数字が出てきて良かったですね。

もちろん、AI指数は競艇だけではなく、競馬、競輪のAI予想も行っていますので興味がありましたらそちらも参考にしていただければと思います。

特に競馬は実績十分ですので、競艇同様、使ってみてくださいね。